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計量士合格まで
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脇坂真伍 |
| 人間はこれまで数々の科学技術を発明し、使用してきました。同時にその結果として,公害や環境問題という負の遺産も生み出してきました。
これを解決するためには,「今,環境にどれくらいの濃度で有害物質が存在しているのか?」を正確に把握する必要があります。しかし,この測るという行為は,測定の技術に関する専門的な知識などがないといけません。もし,測定方法が測定者によって異なったり,それによって測定結果がいい加減であったりすると、さらなる環境の汚染を招くことになったり,逆に環境保全に対して敏感になり過ぎて必要以上にお金を使うことになってしまいます。
そこで,計量法では、環境中の物質の濃度に関しては「計量証明事業所」という、登録を受けた業者が出した数字について信頼性を保証するということになっています。その計量証明事業所では,「環境計量士」と呼ばれる人が,その測定を正しく行えるように技術上の管理をすることになっています。つまり,環境計量士の管理下で測定することでデータの信頼性を確保できるようになっているわけです。 物と物,物と貨幣の交換(つまり,「取引」)は,関係者同士の取り決めがなければ成り立ちません。例えば僕たちはガソリンスタンドに掲げられた1リットルあたりの料金を見て「この店は高いな」とか「安いな」と判断します。しかし店によって1リットルという体積が異なるようではこの判断はできません。このように取引は,物の量や濃度における計量の正確さの保持が非常に重要です。僕は大学で化学を学んでいますが,化学実験においても正確に質量や濃度を測るということは,実験の成功や安全に繋がるためとても重要なことだと感じています。そのため世の中に通じる数値を出すための測定方法,管理について知ることには意味があると思い,その道の専門家である環境計量士(濃度関係)の勉強を始めました。 計量士試験は4科目で, 最後に、これらの勉強は趣味でやったわけではありません。自分でこれをがんばってみよう、と判断してやりました。率直に言って勉強は苦痛をともなうものです。
勉強をしている期間中,試験を意識して落ち着かなかったり,友達や家族と過ごすべき時間を勉強に注ぎ込み,この勉強よりももっと大事なことがあるのでは,と迷ったりすることもありました。
しかし、どうしてもわからない箇所や覚えられないところが出て来る度に大学の先生や友達に相談したりして乗り越えていくことで得るものは学力だけでなく大きいと思います。 |
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